「機械技術」編集部が薦めるJIMTOFの見方・歩き方
▶︎AM /3Dプリンタなどポストコロナを見据えたモノづくり
4年ぶりのリアル開催となるJIMTOF2022 では、工作機械、工具、関連機器の新たな進化が注目される。モノづくりの環境変化に対応したデジタル化への取組みや新しい製造技術として期待されるアディティブマニュファクチャリング(AM)に焦点をあてた特別企画などを予定。また、機械加工の高精度化や生産性向上への要望に応える多軸、複合機をはじめ、環境負荷低減を踏まえた難削材加工用工具などの動向が焦点となる。
AMは、部品点数の削減やリードタイムの短縮、多品種少量生産の要求を背景に製造業における革新技術として期待されている。今回は特別企画としてAM /3Dプリンティング関連製品・技術を一同に集めたエリアを南展示棟に設置。エリア内には出展者による「展示エリア」に加え、特設セミナー会場も設け、AM /3Dプリンティングに関する15本以上の講演や出展者によるワークショップが実施される。
多軸・複合機では5軸マシニングセンタ、複合加工機を使い、旋削と研削、ミーリングとレーザ加工など複数の工程を並列で加工する「工程集約」が本格化してきた。加工効率を高め生産性を向上させることに加え、SDGsの観点からも省エネルギー化や作業環境改善などにも寄与することから国内での普及も進み始めている。5軸MCにAMを組み合わせた複合機などの新製品も相次いでいる。さらに各種工作機械にロボットや自動搬送車を組み合わせた自動化の動きも活発化しており、現場ニーズを先取りした新たなソリューションに注目したい。
▶︎脱炭素化にも注目
また、素材関連では航空機の部品加工の分野で使われるチタン合金など難削材加工用の工具とともに、耐摩耗性や耐欠損性の向上による工具の長寿命化、加工効率向上に関する提案が目立つ。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)対応が世界的な潮流となる中、JIMTOF2022では切削加工現場の脱炭素に貢献する技術やサービスもユーザーの関心を集めそうだ。
